
前日に続いて福岡2日目。実は今回企図した福岡遠征、前日の試合観戦はおまけのようなもので、一番の目的は2010年7月に開館した「王貞治ベースボールミュージアム」に行くことであった。
今日は時間に余裕があったので、懲りずに昨日と同じくバスでドームへ。バスのほうが地下鉄よりも運賃が30円安いというのがその理由である。

前日は通らなかったホークスタウンモールを通り抜けてドームへ。

ホークスタウン内の「ダグアウト」は午前10時過ぎだったので、まだ開店していなかった。

ホークスタウン内には「HKT48劇場」も。こんなことろに有るんだな。

ほどなくヤフオクドームへ到着。



ドーム前の広場には、「ファンウォーク」というメッセージ入りのレンガが埋め込まれていた。調べてみると、これは2009年から有るみたいであった。前回来た時は気付かなかった。


では、さっそく「王貞治ベースボールミュージアム」へ。

入口はこちら。ここはかつてスポーツバー「THE BIG LIFE」があった場所である。

営業時間と入館料金。

ドームツアーとのセット券も有り。

そして各種割引の案内。ホークスだけでなく、12球団のファンクラブ会員も割引対象なんだな。

パンフレットとチケット。

では、エスカレーターに乗って館内へ。


入ってすぐの場所にあるのはガイダンスシアター。


館内は外野席後方に沿う形で、エントランスゾーンを含め5つのゾーンに分かれている。

まずは歴史館から。

するとすぐに実家の中華料理店「五十番」を復元したものが登場。てっきりここでラーメンを提供してるのかと思ったら、この店先は単に歴史館の入口であった。



サンプルケースの中身も再現。


ケース内に飾られた写真を見ると、昭和27年に新築し昭和36年まで営業した店舗をモデルに復元したようである。

では展示物へ。展示は時代を追う形で進む。


巨人現役時代のユニフォーム。袖がダブルラインになってるので、入団時のものではなくて、1961年からの川上監督時代に使用されていたものだろう。いわゆるV9ユニである。


ファーストミットとバット。


ヘルメットとスパイク。


順路を進んでいくと、何故か唐突に駄菓子屋が出現。

こちらでは王が出演したCMが流されていた。

その向かい側には昔のお茶の間を再現したものも。

このへんのコーナーは、王が全盛期だった時代を再現しているという趣向のようだ。


続いてホームラン広場へ。

こちらには一本足打法姿の全身像。


そして頭部のみの像も。

王ゲートを通ってホームランシアターへ。このレリーフは昨年まで東京ドームにあったものと同じデザインか。

ホームランシアターは、昭和52年9月3日の後楽園球場で世界新記録756号を達成した瞬間を多面スクリーンで再現したというもの。

次はバラエティーゾーンへ。

ここでようやく「五十番ラーメン」が登場。

メニューは「肉そば」以外は、ギョーザ、おにぎりなどのサイドメニューのみ。

客席は厨房に面したカウンターとテーブル席が有り。


店内には、瓶のコカコーラの自販機も。

卓上には、ラー油とホワイトペッパーパウダー、割り箸、紙ナプキン、爪楊枝。水は給水器から紙コップへ。



しばらくすると肉そばが出来上がった。

同行者の注文した「肉そば(小)」との比較。

では実食。「肉そば」という名称だが、炒めた野菜が入った塩味のスープは一般的に「タンメン」と呼ばれているものに近い。麺は昔ながらの細縮れ中華麺。

おすすめに従い、途中で卓上のラー油を入れた。

バラエティーゾーンには、五十番の他に、前年まで使用されていたホークス選手専用ロッカーも置かれていた。


また、ミュージアムシートもこのエリア内に。

ミュージアムシートは、下記のように2種類有るようだ。

こちらは全100席の「ミュージアムシート」。

もう一つは世界最大級の長さを誇る、約230席の「ミュージアムカウンターシート」。ともに価格は同じ。

カウンターシートからの眺め。グラウンドでは、午前中ながらホークスの練習が行われていた。

これの登場口を間近で臨む。

国民栄誉賞に関する展示もこのあたりに。

さて、今度はエンディングストリートへ。ここは歴史館の一部という扱いになっている。

後楽園球場の一塁ベースとファーストミット。これはファン感謝デーで行われた引退セレモニーをイメージしたものだろう。


続いて監督時代へ。



ソフトバンク時代の帽子。現行のものと同じだけど。

続いて記録館、89スタジオ方面へ。

通路には756号達成時に書かれたと思われる各界著名人によるお祝いの色紙が。

では記録館へ。

こちらでは、おびただしいほどのトロフェーや記念盾や、ライバル達の名勝負などを紹介。






続いて「89スタジオ」へ。こちらのコーナーは他の展示とは違って体験型のもの。


ところでこの公認コーチって何?

これはピッチングマシーンの投ずるプロ並みの速球を、バッターボックスに立って体験するコーナー。


これはモニターに映し出されたピッチャーの牽制球を見ながら帰塁にチャレンジするというコーナー。



スイングスピードを計測するコーナー。

球速を測定するコーナー。

年間ランキングなんてものも掲示されていた。なんだかゲームセンターみたいだな。

こちらは握力計。ホークス選手の測定結果も表示。

実際に手に取ることの出来る選手使用のグローブとバット。


最後に「王イズムロード」。


ホークスだけではなく、WBCに出場した選手の言葉も掲示されていた。


こちらにもサイン色紙が。

その中で唯一カラーで描かれていたということもあって、圧倒的に存在感があったのはこれである。

最後にミュージアムショップ。

限定89個というリアルフィギュア。今まで何体売れたのだろう?

片隅には南海ホークスグッズも。

結局ミュージアムには1時間半ほど滞在した。

続いて前日は時間が無くて見れなかったグッズショップの「DUGOUT」へ。


店内のようす。



以前よりも南海グッズが大幅に増えている。


ニューエラ製の帽子のバリエーションも、こんなものまで有るのかというくらいの豊富さだ。


そういえばドーム外壁に定員の表示が。こんなの以前は無かったよな? ところで「その他 12000人」というのは、コンサートなどの時にアリーナへ客を入れた時の数字だろうか?

その後は同行者の希望で、福岡タワーへ。

展望室からドームを望む。位置的にホテルが被ってしまうのが残念なところ。

続いてこれも同行者の希望で、サザエさん通りを通って福岡市博物館へ。


たまたまこの時期に開催していた「サザエさん展」を見学。

そういえば5年前に来た時には、「サザエさん発案の地」の前にはローソンが有ったのだが、いつの間にか美容院に変わっていた。

